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寝たきり期の介護ベッド選び

動かすたびに痛みや不安が出やすい寝たきり期は、ベッドの機能とマットレスの相性が生活の質を左右します。要介助者の体位が安定する高さや可動域を確保するとともに、介助者の肩や腰の負担を軽減できれば、清拭・更衣・排泄ケアはぐっと楽になるでしょう。設置スペースや動線も含め、失敗しにくい選び方をまとめます。

機能とサイズで選ぶ

ポイントは高さ調整の幅・背上げと膝上げの連動・設置サイズと動線です。介助の姿勢が無理なく取れる高さ、ずれを抑える可動、居室で安全に回り込める余白を確保すると、日々のケアが快適に行えるでしょう。

高さ調整・背上げ・膝上げ

  • 高さ調整:清拭やオムツ交換は腰高〜肘下で行える天板高が理想です。最低位は移乗・落下予防、最高位は介助者の腰保護に役立ちます。
  • 背上げ(リクライニング):食事・会話・口腔ケア時に必須。背上げのみは骨盤が前へ滑りやすく、仙骨部の圧が高まります。
  • 膝上げ(ニーアップ):背上げと連動できると骨盤の滑りを抑え、腹部圧迫や踵の一点圧を軽減します。角度微調整ができるモデルが安心です。
  • 安全装備:誤操作防止、停電時の手動下降、挟み込み対策の隙間寸法なども確認しましょう。

部屋の広さと動線

  • 設置サイズ:シングル相当でもフレームと手すり分で外寸は大きくなります。壁〜ベッド側面30〜60cmの回り込み幅があるとケアが安定します。
  • 動線計画:ベッド側端からトイレ・洗面・収納への直線ルートを確保。移乗先(車いす・ポータブルトイレ)は頭側/足側どちらからも近づける配置に。
  • 床環境:厚手ラグはキャスターが沈みます。薄手マットに替え、コード類は壁際へ。

マットレスと付属品の検討

マットレスは体圧分散×ずれ軽減×姿勢保持のバランスが重要です。ベッド用手すりや移乗補助具は「持ち上げない移乗」の仕組みづくりに役立ちます。

体圧分散とずれ軽減

  • 体圧分散:仙骨・踵・肩甲部の高圧を下げる構造(ウレタン多層・エア・ゲル等)。寝返りが難しい場合は復元性があるタイプが扱いやすいです。
  • ずれ軽減:背上げ時、骨盤の前滑りを抑える膝部サポートや、摩擦を減らすカバーが有効。体位変換頻度を下げずに、介助の負担を減らせます。
  • 衛生性:通気・防水・洗濯可否を確認。失禁対応ではカバーとパッドを重ね、層で管理すると清潔を保ちやすいです。

ベッド用手すり・移乗補助

  • サイドレール/ハンドグリップ:起き上がりの支点と転落予防。掴みやすい径、取り付け位置の自由度を確認します。
  • 移乗補助:スライディングシートやボードを併用し、持ち上げない横移動を基本に。立位が難しい時期でも再現性が高いです。

ヤマシタすぐきた掲載商品

介護ベッド

商品名 主な特長 サイズ 1割負担時のレンタル価格
楽匠プラス Hタイプ 3モーション 背・膝連動で前滑りを抑制。細かな高さ調整で介助姿勢が取りやすい。 幅99.4×長さ201.4・212.4×高さ61.6~105.1cm 1,100円/月
クオラONE 2モーター 操作がシンプルで扱いやすい。基本性能を重視した構成。 幅99.9×長さ190.7/209.6×高さ65~100cm 604円/月

マットレス

商品名 主な特長 サイズ 1割負担時のレンタル価格
エバーフィットマットレス 通気タイプ 2種類の寝心地が選べるリバーシブルタイプ。 幅91×長さ191×高さ10cm 302円/月
アルファプラすくっと 通気タイプ 高硬度ウレタンを使用することにより、立ち上がり・起き上がりの動作を助ける。 幅91×長さ191×高さ9cm 302円/月

まとめ

寝たきり期のベッド選びは、高さの作りやすさ・背膝の連動・居室動線を軸に据え、マットレスで体圧とずれを整えるのが重要です。手すり・移乗補助を合わせて「持ち上げない介助」に切り替えれば、痛みや不安は減り、ケアの再現性が高まるでしょう。住環境や介助手順に合う一台を探してみてください。


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