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多系統萎縮症で検討するリフト導入

多系統萎縮症では、日によって体調や動きが変わりやすく、立位保持や向き換えが負担になることも多いです。無理な持ち上げや転倒を避けるため、早めにリフト導入を選択肢に入れると安全でしょう。本記事では導入判断と設置の要点、動線づくり、ヤマシタすぐきた掲載商品を整理します。

導入判断と設置のポイントを押さえる

「介助者の腰と肩を守る」「ご本人の痛みと恐怖を減らす」「再現性のある移乗を作る」の三点が導入目的です。段差や狭所が多い住環境でも、据置型や入浴用リフトとスリングの組み合わせで運用できることが多いでしょう。

介助負担・転倒リスク・疼痛の視点

  • 介助負担:立ち上がり補助でも、一回の最大牽引力が大きいと腰痛の原因になります。リフトは「持ち上げない・回さない・引きずらない」を徹底しやすい装置です。
  • 転倒・すくみ足:体調により動き出しが不安定な日は、ピボット移乗より吊り上げ移乗が安全です。特に夜間や狭い脱衣所では有効でしょう。
  • 疼痛・こわばり:肩・腰・股関節の痛みが出やすい方は、接触面積の広いスリングで圧を分散。痛みの少ない体位で吊り、着座時は一段低い座面へ下ろすと安定します。
  • 複数介助→一人介助へ:リフトで手順を標準化すると、二人介助から一人介助へ移行できる場面が増え、介護の継続性が高まります。

家屋条件と動線設計

  • サイズ計測:ベッド脇・出入口・廊下・トイレ・脱衣所の幅・段差・回転径を実測。脚の開閉ができる床スペース、電源位置も確認します。
  • ルート決め:基本はベッド⇄車いす⇄トイレ/浴室の短い往復。障害物は棚上へ集約し、マット類は引っかかりの少ない薄手に。
  • 設置・保守:据置型は床を傷つけにくい脚ゴムやプレートで対応。使用後は水分・石けん残りを拭き取り、ブレーキ・ベルト・ボルトの点検をルーチン化します。
  • 教育声かけ→ブレーキ→スリング確認→吊り上げ→移動→着座→解除の順を家族・事業所で共有し、写真1枚マニュアルにしておくと混乱が減ります。

ヤマシタすぐきた掲載のリフト

居室の移乗と入浴場面に対応するリフトを掲載品から抜粋しました。

 

商品名 主な特長 サイズ 1割負担時のレンタル価格
介護リフト つるべーBセット ベッドに固定するリフトなので揺れが少なく安心 アーム長さ85cm、回転支柱長さ130cm 1,810円/月
介護リフト つるべーF2Rセット 2関節タイプで、脱衣所から洗い場・浴槽への移動が可能 アーム長さ70・85・95cm、回転支柱長さ30・40cm 3,674円/月

まとめ

多系統萎縮症の移乗は、日内変動や緊張の強さを踏まえ「持ち上げない・ひねらない・滑らせない」手順へ置き換えるのが安全です。居室はつるべーBセット、入浴はF2Rセット、体幹支持にはフルボディのスリングを軸に、住まいの幅・段差・電源に合わせて選定しましょう。声かけとブレーキ確認を徹底し、家族・事業所で手順を共有すれば、介助の再現性は高まり、転倒や痛みの不安は確実に減るはずです。


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