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車椅子タイヤの種類と選び方
車椅子の快適さや安全性は、タイヤの種類や状態によって大きく変わります。利用環境や目的に合わせて選ぶことで、移動がスムーズになり、負担軽減や耐久性向上にもつながるでしょう。
タイヤ構造の基本
車椅子タイヤは構造や素材によって特徴が異なります。走行感やメンテナンス性を理解することが選定の第一歩です。
クリンチャー・ソリッド・ノーパンク
クリンチャータイヤは空気を入れるチューブ式で、乗り心地が柔らかく衝撃吸収性に優れます。ソリッドタイヤはゴムや樹脂でできており、パンクしない代わりに衝撃がやや強く伝わります。ノーパンクタイヤはウレタンなどで空気の代わりを満たしたタイプで、パンクの心配がなく、比較的軽量です。
トレッドパターンと幅
屋内ではフラットで静音性の高いパターンが、屋外ではグリップ力のある溝付きパターンが適しています。幅が広いほど安定性は増しますが、操作性はやや重くなるでしょう。
使い方に合わせた選定
利用場所や環境に応じて適切なタイヤの車椅子を選ぶことで、移動効率や安全性が向上します。
屋内・屋外・坂道・段差
屋内中心なら床を傷つけにくく静かなタイヤが適し、屋外や坂道では耐摩耗性とグリップ力が重要です。段差が多い環境では衝撃吸収性の高いクリンチャータイプが安心でしょう。
空気圧管理とメンテナンス
空気入りタイヤは定期的な空気圧チェックが必須です。ソリッドやノーパンクタイプでも摩耗やひび割れは発生するため、点検と交換を怠らないことが大切です。
ヤマシタすぐきた掲載の車椅子
ヤマシタすぐきたでは、利用環境に合わせた多様な車椅子を取り扱っています。
商品名 | 主な特長 | サイズ | 1割負担時のレンタル価格 |
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ネクストコアくるり 自走 | 室内での使用にこだわった小回り性能、ノーパンク仕様のタイヤ | 幅58×長さ86×高さ97.5cm | 762円 |
WHILL Model CK2 | 電動タイプで、屋外走行に強いグリップタイヤ | 幅55.4×奥行98.5×高さ74.5~94.5cm | 2,714円 |
まとめ
車椅子タイヤは構造や素材によって走行感や耐久性が異なります。利用環境や目的を考慮し、適切な選定と定期的なメンテナンスを行うことで、安全で快適な移動が続けられるでしょう。