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口腔スポンジブラシの使い方と選び方

口腔スポンジブラシの使い方と選び方

口腔スポンジブラシは、歯ブラシでは落としきれない口腔内の汚れをやさしく除去し、清潔を保つための便利なケア用品です。特に、嚥下機能が低下した方や病後で口腔内のケアが難しい方にとって、安全で快適な口腔環境を維持するための大切な道具となります。

口腔ケアの基本

口腔ケアは、口腔内を清潔に保つことで誤嚥性肺炎や口臭、歯周病などを予防する重要な日常ケアです。

スポンジブラシの役割と歯ブラシとの違い

スポンジブラシは、やわらかいスポンジ部分で粘膜や舌、頬の内側などをやさしく清掃でき、食べかすや痰、粘つきを除去します。歯ブラシが歯の清掃に特化しているのに対し、スポンジブラシは口腔全体の保清に適しているのが特徴です。

誤嚥予防と保清の考え方

嚥下機能が低下している方は、口腔内の汚れや細菌が誤って気管に入ると誤嚥性肺炎を起こす可能性があります。スポンジブラシは、粘膜を傷つけにくく、安全に清掃できるため、誤嚥予防にもつながるでしょう。

スポンジブラシの種類

用途や使用環境に応じて、さまざまなタイプが販売されています。

形状・硬さ・含水力の違い

スポンジ部分は円形、楕円形、波型などがあり、清掃部位や使用者の口腔形態に合わせて選びます。硬さもソフトタイプからハードタイプまであり、含水力が高いものは汚れの吸着性にも優れています。

使い捨て/繰り返し使用の判断

感染予防の観点から、医療・介護現場では使い捨てタイプが主流です。家庭で使用する場合は、衛生管理を徹底すれば繰り返し使用できるタイプもありますが、使い捨てのほうが衛生的でしょう。

安全な手順

適切な準備と手順を守ることで、より安全にケアを行えます。

準備物・体位・手順の流れ

準備物は、スポンジブラシ、コップ、うがい用の水または保湿液、清潔な手袋などです。体位は軽く前傾姿勢をとり、誤嚥しにくい姿勢を確保します。清掃は奥から手前、上から下の順で行い、スポンジをこまめにすすぎながら進めます。

乾燥予防と保湿ケア

清掃後は、口腔粘膜の乾燥を防ぐため保湿ジェルや保湿スプレーを使用するとよいでしょう。乾燥を防ぐことで、細菌の繁殖や口腔内トラブルを減らせます。

家族が行う際の注意点

家庭で介護する場合、安全面に配慮しながら行うことが重要です。

出血・疼痛・むせのサイン

ブラシ操作が強すぎると粘膜を傷つけ、出血や痛みを招きます。むせや咳が出た場合は、ケアを中断し体位を整えてから再開します。

記録と実施頻度の目安

口腔ケアの記録を残すことで、状態の変化や異常の早期発見につながります。頻度は1日1〜3回が目安ですが、食後や就寝前に行うと効果的でしょう。

まとめ

口腔スポンジブラシは、やさしく安全に口腔内を清掃できる便利なケア用品です。用途や使用者の状態に合わせて形状や硬さを選び、正しい手順で使用すれば、口腔内の健康維持や誤嚥予防に役立つでしょう。日々のケアに取り入れて、快適で清潔な口腔環境を保つことが大切です。

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