更新日:
車椅子クッションの必要性と選び方
車椅子を長時間使用すると、体圧が特定部位に集中しやすく、褥瘡や姿勢の崩れ、腰やお尻の痛みにつながることがあります。こうしたリスクを減らすには、適切な車椅子用クッションの使用が重要です。
本記事では、クッションの必要性や種類、選び方のポイント、そしてヤマシタすぐきたで取り扱うおすすめ商品をご紹介します。
クッションが必要な理由
車椅子用クッションは、快適性だけでなく健康維持にも大きく関わります。
褥瘡予防・姿勢保持・疼痛軽減
褥瘡(床ずれ)は、長時間の圧迫による血流障害が原因で起こります。クッションは圧力を分散し、皮膚や筋肉の損傷を防ぎます。また、骨盤や脊柱の安定を保つことで姿勢が崩れにくくなり、腰や臀部の痛みも軽減できるでしょう。
座位時間と環境の影響
座位時間が長いほど、体への負担は増します。室温や湿度、使用している座面の硬さも影響するため、使用環境に合った素材や構造のクッション選びが重要です。
種類別の特徴
クッションは素材や構造によって特徴が異なります。
ウレタン・ジェル・エアセル・ハイブリッド
- ウレタン:軽量で扱いやすく、安定感がありますが、長時間使用で底づきの可能性があります。
- ジェル:体圧分散に優れ、熱がこもりにくく快適です。
- エアセル:空気圧を調整でき、体格や症状に合わせた柔軟な対応が可能です。
- ハイブリッド:ウレタンやジェル、エアを組み合わせ、複数の利点を兼ね備えます。
サイズと適合
正しいサイズ計測と適合確認は快適性と安全性に直結します。
座幅・座奥行・厚みの測り方
座幅はお尻の両端+2cm程度、座奥行は背もたれから膝裏までの長さから約3cm引いた長さが目安です。厚みは姿勢や座面高さに影響するため、車椅子とのバランスを見て選びます。
傾斜・骨盤支持の調整
骨盤の後傾や左右の傾きを補正するため、傾斜付きや骨盤支持パッドが付いたタイプもあります。適切に調整すれば長時間でも安定して座れるでしょう。
ヤマシタすぐきた掲載商品
ヤマシタすぐきたでは、介護保険レンタルや自費購入に対応した多彩な車椅子用クッションを取り揃えています。
商品名 | 主な特長 | サイズ | 1割負担時のレンタル価格/販売価格 |
---|---|---|---|
アウルCARE 40F | 足つき性の良い薄型タイプ | 幅40×長さ40×厚さ4cm | 210円/26,950円 |
アウルCARE 70C | アンカー形状により前ずれを防ぐ姿勢保持タイプ | 幅40×長さ40×厚さ7cm | 210円/30,800円 |
アウルREHA | リハビリ中の座位安定を支える骨盤支持設計 | 幅40×長さ40×厚さ4cm | 202円/24,200円 |
モニートREHA | 姿勢保持と体圧分散を兼ね備えた背座一体型クッション | 幅40×長さ42×高さ21cm | 322円/35,200円 |
まとめ
車椅子用クッションは、褥瘡予防や姿勢保持、快適な座位時間の確保に欠かせない用品です。使用時間や体の状態に合わせて素材や形状を選び、正しいサイズで適合させることが重要でしょう。ヤマシタすぐきたでは多様なラインアップを取り揃えており、用途や体格に応じた最適なクッションを見つけられます。