介護保険レンタル相談・カタログ請求はこちら

更新日:

定期巡回・随時対応型訪問介護看護の基礎ガイド|24時間の見守りで在宅生活を支える

定期巡回・随時対応型訪問介護看護の基礎ガイド|24時間の見守りで在宅生活を支える

夜間や早朝も連絡ひとつで駆けつけてもらえる仕組みが定期巡回・随時対応型訪問介護看護です。計画的な巡回と、電話・通報機器を介した随時の相談・出動を組み合わせ、在宅生活の不安を軽減できます。
ここではサービスの内容、対象者、導入までの流れなどをまとめ、日々の運用に役立つ要点に絞ってご案内します。

サービスの基本

定期の見守り(巡回)と、必要時にコール→助言→出動までを一体で提供する在宅サービスです。訪問看護との連携枠組みも含まれます。

制度の位置づけと提供体制

介護保険の地域密着型サービスで、オペレーター・訪問介護員・必要に応じて看護師がチームで対応します。昼夜問わず相談窓口が開いている点が特徴です。

定期巡回(計画訪問)の役割

服薬確認、排泄・水分補給、体位変換、安否確認などを時間帯に合わせて実施します。小刻みな支援で「困る前に気づく」運用がしやすいでしょう。

随時対応(コール受信・助言)の流れ

利用者や家族からの通報を受け、電話で状況を聴取し、必要なら助言。安全確保が難しい場合は随時訪問へ切り替えます。

随時訪問(緊急出動)の判断と対応範囲

転倒後の起こし介助、夜間のトイレ介助、急な体調変化時の見守りなどに出動します。医療的処置の判断は関係職種にエスカレーションします。

訪問看護との連携ポイント

創傷の観察や在宅療養の相談は訪問看護と連携し、情報は連絡帳やICTで共有します。役割の重複を避けると費用の負担を減らすことができます。

対象者と利用要件

独居や夜間不安のある世帯、頻回の見守りが必要な方に適しています。提供エリアや機器設置の可否も確認しましょう。

要介護度と医療的ニーズの目安

頻回のトイレ介助や服薬管理、体位変換が必要な方は適合しやすいです。医療依存度が高い場合は訪問看護の枠を併用します。

提供エリア・通報機器の前提

サービス提供圏内であること、通報機器(携帯型や据置型)が設置できることが前提です。通信環境や電源位置も事前確認が必要です。

家族同居・独居それぞれの適合性

同居世帯でも夜間の介護負担解消に有効です。独居の方は安否確認と随時出動が安心材料になるでしょう。

利用開始の流れ

相談→計画→機器設置→初回同行の順で進みます。事前に優先課題を絞ると導入がスムーズです。

相談・申込みとケアマネ調整

ケアマネジャーに希望時間帯や困りごとを伝え、サービス量をケアプランに反映します。既存サービスとの兼ね合いも整理します。

アセスメントと個別計画の作成

生活リズム、転倒リスク、服薬スケジュールを確認し、定期巡回の時間と内容を具体化します。連絡経路と担当範囲も明確にします。

通報機器の設置と初回同行

設置位置を決め、家族も含めて操作練習を実施。初回は実地で動線を確認し、必要なら家具配置を微調整します。

1日のイメージと対応例

朝・夕のルーティンと、夜間の随時対応が組み合わさるイメージです。迷ったらまずコールで相談します。

朝夕の定時巡回(服薬・排泄・見守り)

朝は起床介助と服薬、夕は水分・排泄・就寝前の安全確認を中心に行います。週単位で内容を微調整すると負担の偏りを防げます。

夜間のコール対応と随時訪問の事例

「トイレに行きたい」「ベッドから起き上がれない」などに出動。転倒が疑われる場合は二名体制で訪問するなど安全を優先します。

看護師連携が必要なケースの流れ

体調不良や創部の観察が必要な場面では、訪問看護へ情報共有し、以降の対応を調整します。判断は医療職の指示に従います。

費用と公的支援の基礎

自己負担割合と算定単位の仕組みを理解すると、毎月の見通しが立ちやすくなります。

介護保険の自己負担と算定単位の考え方

原則1割(一定所得で2〜3割)負担です。定期巡回・随時対応・随時訪問の組み合わせで単位数が決まり、月額で請求されます。

加算・減算の代表例(概要)

緊急時体制、医療連携、深夜・早朝の出動などで加算がつく場合があります。細目は事業所へ確認しましょう。

他サービス併用時の留意点

訪問介護・デイ・短期入所等と併用する際は、役割と時間帯を重複させない設計が重要です。過不足のない配分が費用対効果を高めます。

よくあるつまずきと対策

連絡手段、服薬・排泄のタイミング、家族との役割分担に注意すると運用が安定します。

連絡手段・通報機器トラブルの予防

機器は週1回テスト発信、充電は就寝前に固定化します。マニュアルを見やすい場所に掲示すると迷いません。

服薬・排泄タイミングの調整

巡回時間に合わせて服薬・水分スケジュールを微調整します。夜間は失禁対策も含め、寝具とパッドの組み合わせを見直すと安心でしょう。

家族との役割分担と情報共有

連絡帳やアプリで「いつ・誰が・何を」を記録します。ヒヤリハットは責めずに共有し、次の巡回で改善します。

事業所選びのチェックリスト

出動体制・平均到着時間・看護師連携の実績を具体的に確認しましょう。記録の透明性も重要です。

対応時間・出動体制・平均到着時間

「24時間365日対応か」「二名体制の基準」「夜間の平均到着時間」を面談で確認します。自宅からの距離も判断材料です。

看護師在籍と医療連携の実績

看護師の配置状況、訪問看護との連携件数、緊急時のエスカレーションフローを尋ねるとイメージが固まります。

記録・連絡ツール(連絡帳・ICT)の運用

家族が閲覧できる記録様式か、写真やバイタルの共有ルールはどうかを確認します。

まとめ

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、予定された見守りと必要時の迅速な出動で在宅の不安を支えるサービスです。対象や導入手順、費用の枠組み、事業所選びの勘所を押さえれば、夜間や単身でも安心感が違ってくるでしょう。住環境に合った用具を整え、連絡手段と記録の運用を習慣化すれば、チーム全体の動きが軽くなります。まずはケアマネジャーに希望時間帯と困りごとを伝え、試験導入から始めてみてください。

介護保険レンタルや
介護保険の申請方法など、
ご不安やご不明点がありましたら
お気軽にご相談ください。

お電話からのお問い合わせ

専門スタッフが対応します。
どんなことでもご相談ください

0120-203-001

受付時間/9:00~18:00

お問い合わせフォームからはこちら

ご相談はもちろん、
カタログ請求にもご利用いただけます

お問い合わせフォームはこちら

お急ぎの場合はお電話よりお問い合わせください