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手すりを選ぶ際のポイントと設置場所

手すり
介護に手すりは必要なのか、必要であればどの手すりを選べばいいのか悩んでいる方もいるでしょう。介護用手すりの種類は非常に多いため、身体の状況にあった選び方を押さえておく必要があります。

この記事では、手すりを設置するメリットや正しい手すりの選び方について解説します。手すりの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

自宅に手すりを設置するメリット

自宅に手すりがあることで、介護者にとっては介護の負担を軽減でき、要介護者にとっては移動時における不便さや不安を解消できます。

ここでは、自宅に手すりを設置することで受けられるメリットを解説します。

転倒によるケガを予防できる

介護でもっとも多い事故は転倒
手すりがあることで、転倒を防ぎケガを予防できるのがメリットの1つです。

高齢者は足腰が弱く怪我をしやすくなっているため、転倒しただけで寝たきりになるなど大怪我につながる恐れがあります。実際に家庭内介護でもっとも多い事故が、転倒による怪我です。

手すりを設置すれば体を支えながら歩けるため、転倒するリスクを軽減できるでしょう。

身体を支えて高齢者の負担を軽減できる

足腰が弱っている高齢者にとって、家庭内の移動は容易ではありません。また、移動のたびに介護者が寄り添うのも、大きな負担となるでしょう。

移動用の手すりを設置すれば、高齢者の移動時の負担を軽減できるだけでなく自力で移動できる範囲が広がるため、介護者にかかる負担の軽減にもつながるでしょう。

また、介護される方も自力で移動できることで介護者にお願いをする精神的負担も減り、自立して生活できるようになります。

全身の筋力が衰えている高齢者にとって、ベッド・布団から起き上がる行為は体力を使う行為ですので、筋力維持の観点でも重要です。

手すりの種類

介護用の手すりは、用途に応じてさまざまな種類があります。

  • 置き型手すり
  • 突っ張り型手すり
  • トイレ用手すり
  • 工事が必要な手すり

ここでは、特によく使われている4つのタイプについて解説します。

置き型手すり

据え置き型の手すりは、床に設置して使うもので、比較的容易に移動可能です。

土台の板と手すりが一体となっており、グリップを握って体を持ち上げる動作を補助します。

主に、布団やベッド、椅子からの立ち上がり、室内や廊下の歩行、玄関での昇降時などに利用され、利用者の動作をサポートします。

置き型の手すりを紹介します。

ルーツ サイドタイプ

ルーツ サイドタイプ
シンプルな形状で、使用時のぐらつきが少なく安全です。ベッドサイドに置いて使用されることが多い商品です。

楕円形のグリップは持ちやすく、滑りにくい加工を施しています。

サイズ ベースサイズ:幅50×長さ105cm
手すりサイズ:幅33×高さ70~80cm(3段階)
重量 21.6kg
設置可能場所 室内

突っ張り型手すり

この手すりは、床と天井に突っ張り棒で固定するため、工事の必要がなく、手軽に設置できるのが特徴です。突っ張り棒と同様の原理で、天井と床の間につっぱり固定し、体を持ち上げる動作を補助します。

また、棒と棒の間にバーを取り付けることで、歩行をサポートする手すりとしても活用できます。設置場所を選ばないため、さまざまな環境に適応可能です。単独での使用はもちろん、複数連結することで広い範囲に設置でき、安定性にも優れています。

バディーC

バディーC
床と天井を突っ張り棒で固定します。工事不要で簡単に設置でき、しっかりとした安定感もあります。

単体使用だけでなく、複数本を連結させると広範囲に設置できます。

重量 7.1㎏
設置可能場所 室内

トイレ用手すり

トイレは体の向きを変えて立ち座りするなど動作が複雑で、狭いため手すりの設置場所にも工夫が必要です。便器の高さに合わせて縦型やL字型の手すりを設置すると良いでしょう。

ルーツ スモールタイプ

ルーツ スモールタイプ

トイレに手すりを設置することで、以下のような動作にかかる負担を軽減できます。

  • 便器からの立ち座り
  • ズボンの上げ下ろし
  • 体の斜め前に手すりがあるため前傾姿勢が取りやすく、立ち上がりが楽になる
  • 手すり全体に“つなぎ目”がなく、尿や便が飛散し付着しても簡単に拭き取れる

※両手すりタイプもあります。

詳細情報

サイズ ベースサイズ:幅46×長さ66cm/
手すりサイズ:長さ35×高さ60~70cm(3段階)
重量 14.3kg(両手すり)

工事が必要な手すり(階段など)

介護を受ける方の体格や動作に合わせて手すりを設置したい場合や、スペースの制約で工事不要の手すりが適さない場合には、壁に直接取り付ける工事取付型が適しています。

ただし、壁の材質によっては取り付けられないこともあるため、事前に専門業者に確認してもらいましょう。

手すりの形状には、水平型、縦型、L字型などさまざまな種類があります。

壁や柱にネジなどで手すりを固定するタイプは、設置に工事が必要となります。

しかし、簡易的な手すりと比較して強度が格段に向上し、場所によっては工事をしなければ設置できないケースもあるため、住宅改修も視野に入れると良いでしょう。

手すりを選ぶ際のポイント

手すりは握りやすさや設置場所を考慮したうえで選びます。

ここでは、介護用の手すりを選ぶ際のポイントを解説します。

握りやすい素材を選ぶ

握りやすい手すり
手すりを握って自分の体重を支えるため、握りやすさは非常に重要です。要介護者にとって握りにくい手すりを選んでしまった場合、体を支えられずに転倒し、事故につながる恐れがあります。

素材別の設置箇所は、以下のとおりです。

  • 木製:廊下や玄関、トイレ
  • ステンレス・樹脂製:浴室や洗面所などの水回り
  • 樹脂被膜製(心材:ステンレス、アルミなど):屋外

樹脂被膜製の手すりは、夏は熱くなり過ぎず、冬は冷たくなりすぎることを予防してくれるので、屋外で利用できます。

以下の用途で握って使用する場合、おすすめの太さは28~32Φです。(Φは円の直径を表す記号で単位はmmとなります)

  • 玄関先での立ち座り補助
  • 便器への立ち座り補助
  • 扉の開閉バランス補助 など

その他、利用方法や利用者の身体状況、取付場所等により、最適な太さや材質があるため、当社の専門スタッフへお気軽にご相談ください。

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設置場所に適したものを選ぶ

設置する場所に適した手すりを選ぶことも重要なポイントです。手すりの設置が必要とされている場所は以下のとおりです。

  • 玄関(勝手口)、玄関ポーチ
  • アプローチ
  • 廊下
  • トイレ
  • 各扉付近
  • 階段
  • 洗面・脱衣場
  • 風呂
  • ベッド周辺

歩行サポート手すり スムーディ ステップ伸縮タイプ 片手すり

玄関先の段差用手すり

■介護保険利用時 負担額:940円/月(1割負担の場合)
■レンタル料 9,400円/月
■販売価格 265,430円(税込


設置場所に適した手すりのタイプについては後述しています。

手すりの設置がおすすめな場所

トイレ手すり_取付対応
こちらでは、手すりを設置したい場所について解説します。

トイレ

ルーツ スモールタイプ

トイレ手すり

■介護保険利用時 負担額:338円/月(1割負担の場合)
■レンタル料 3,380円/月
■販売価格 84,892円(税込)

トイレに手すりを設置することで、以下のような動作にかかる負担の軽減が可能です。

  • 便器からの立ち座り
  • ズボンの上げ下ろし

トイレに設置できる手すりは以下の2種類です。

  • 置き型タイプ
  • 取り付け対応

1日に何度も使う場所でもあるため、手すりを設置することで安心して利用できます。

風呂場

風呂場の手すりには以下の役割があります。

  • 移動時の転倒を予防できる
  • 立ち座りや浴槽またぎ動作の補助ができる

脱衣所から浴槽まで、入浴に使用する場所全体に手すりを設置するとより安全にご利用できます。

風呂場には設置できる手すりは、以下の3種類です。

お風呂手すり_取付タイプ

  • 浴槽の縁に挟むタイプ
  • 吸盤タイプ
  • 取り付けタイプ

浴槽の縁に挟むタイプは、浴槽の形状やサイズによっては取り付けできない場合があります。吸盤タイプは、比較的安価ですが、取り付けできる場所に制限があるので注意が必要です。

取り付けタイプは壁面にしっかりと固定できるため安定感がある上に、手すりの素材や形状を選べるので、本人に合わせた位置に取り付けられます。ねじで固定するため、壁に穴が空いてしまう点に注意が必要です。

高さ調節付浴槽手すり

高さ調節付浴槽手すり

■介護保険利用時 負担額:3,520円/月(1割負担の場合)
■販売価格 39,600円(税込)
※入浴用品はレンタルができません。全て購入のみになります。

風呂場は非常に滑りやすく危険なので、脱衣所も含めて手すりの設置を検討してください。

ヤマシタではお風呂場用の手すりをご購入、もしくは住宅改修でご提供しております。どちらの場合も介護保険を使用できますので、お気軽にご相談ください。

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玄関

玄関手すり

玄関に設置できる手すりは以下の2種類です。

  • 置き型タイプ
  • 取り付けタイプ

外出する機会が多いのであれば、玄関にも設置するのがおすすめです。玄関は家庭内でも高低差が激しい場所であるため、介護をする方・受ける方どちらにとっても負担に感じやすいでしょう。

玄関に手すりがあれば、高低差を乗り越える際の負担を減らすことが可能です。また、手すりに加えて踏み台を置くと、玄関周りを移動しやすいでしょう。

ベッド周辺

手すり_ベッド

ベッドから起き上がる動作は非常に体力を使うため、手すりがあることで起き上がりにかかる負担を軽減できます。

また、ベッド上での端座位の保持や立ち上がり動作などの支持物としても利用できます。

ベッド周辺に設置できる手すりは以下の2種類です。

  • 置き型タイプ
  • 介助バー

介助バーは、特殊寝台(介護用ベッド)専用の手すりで、ベッド本体にしっかりと固定できるため安定感があります。ただし、ベッドメーカーに合わせる必要がある点に注意してください。

手すりは介護保険を利用してレンタル・工事できる

介護用手すりは介護保険を利用することで、レンタルや取り付け工事費用を1~3割の自己負担に抑えられます。

介護保険の利用方法を次に解説します。

介護保険の利用方法

介護保険を利用して手すりをレンタルするには、要介護認定を受ける必要があります。

要介護認定は、介護が必要な度合いを判定するものです。申請は市区町村の介護保険担当や地域包括支援センターが窓口になります。申請後、自治体から派遣された調査員が自宅を訪問し、被介護者の状態や生活環境などを調査します。

その後、訪問調査の結果と主治医の意見書に基づき、要介護度が判定され、約1ヶ月で結果が通知されます。

認定と同時に担当のケアマネジャーが決まるため、以降の介護保険サービス利用の相談はケアマネジャーにしましょう。

手すりのレンタル手続きも、ケアマネジャーが進めてくれます。

介護保険を利用してレンタルするメリット

介護保険を利用してレンタルするメリットは、介護保険を活用することで費用負担を大幅に減らせることです。

住宅改修が不要な場合、手すりのレンタルに介護保険が適用可能です。

このサービスは「福祉用具貸与」と呼ばれ、自己負担額は1~3割です。たとえば、ベッドサイドの手すりレンタルが通常月3,000円の場合、介護保険を利用すれば300円から900円に軽減されます。

このように、介護保険を活用することで費用負担を大幅に減らすことができます。

給付金の支払い方法は自治体によって異なるため、事前に地域包括支援センターや市区町村の福祉窓口で確認しておきましょう。

手すりをレンタルしたいならヤマシタへお任せください

「手すりはどのように導入すればよいのか分からない」という方がいるのではないでしょうか。手すりを導入したいのであれば、ヤマシタへお任せください。

業界最大規模の30年の歴史と全国70拠点以上、即日対応するための365日フォロー体制、1,000名以上の福祉用具専門相談員の在籍
  1. 介護用品・福祉用具レンタル業界最大規模の30年の歴史と全国70拠点以上
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※1:仙台営業所、豊橋営業所、広島営業所、福岡営業所は除く

ヤマシタでは、トイレや玄関、廊下や床周りなどに設置可能な手すりをご用意しております。

また、ヤマシタは全国に70拠点以上あり、すべての営業所で、365日対応できる体制を整えているため、安心してご利用いただけます。福祉用具専門相談員の資格を取得しているスタッフが1,000名以上いるため、お客様に合った手すりの提案が可能です。

ご利用される方の身体状況や自宅の形状に合った手すりを提案させていただきますので、手すりの導入を検討している方は、ぜひヤマシタまでご相談ください。

営業所は安心の365日体制。

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まとめ

介護用の手すりには、、要介護者の体を転倒から守ったり、移動や立ち座りなどの動作を補助したりする役割があります。手すりを選ぶ際は以下のポイントに注目しましょう。

  • 要介護者本人が握りやすい素材を選ぶ
  • 設置場所に適したものを選ぶ

手すりを選ぶ際は要介護者にも立ち会ってもらい、握りやすさなどを確認いただくと、適したものを選べます。

手すりについて気になることがあれば、お気軽にヤマシタへご相談ください。

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