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在宅リハビリを続けるコツ

病院やデイでの訓練だけでは、日常の動きは定着しにくいものです。家で続ける仕組みを整え、達成感のある目標と安全管理を両立させれば、動作は着実に軽くなるでしょう。本記事は目標設計から生活動作への組み込み、用具の活用までをまとめて解説します。

目標設定と安全管理を両立する

やみくもに頑張るより、測れる目標と中止基準を先に決めると安心です。週ごとの振り返りで負荷を微調整し、成功体験を積み上げましょう。

短期・中期の到達目標

  • 中期(1〜3か月):生活に直結するゴールを1〜2個。例「屋内20mを休まず歩く」「トイレ移乗を見守りで」。数値(距離・時間)か手順で表現します。
  • 短期(2〜4週):中期へ向かう階段を具体化。例「立ち上がり10回を90秒」「家の周回10分×週5日」。
  • 行動目標(毎日):実施時間と場所を固定。「朝食後に足首20回」「夕食前に家の中を5分」。カレンダーにチェックで見える化します。

バイタルと中止基準

  • 開始前:眠気・めまい・強い痛みがあれば無理をしません。血圧・脈の測定が可能なら、普段より大きく外れる日は軽めへ。
  • 中止の目安:息切れが会話困難、胸痛・動悸、しびれや力の抜け感、冷汗、痛みが増悪したときは即停止。再開は翌日以降に。
  • 負荷調整:「10回が楽→+2回」「きつい→−2回」の小刻み調整。達成率が50%未満なら種目・時間帯を見直します。

生活動作に運動を組み込む

「運動の時間」を作るより、家事や移動に溶け込ませると継続率が上がります。立ち上がり・歩行・荷重を核に、休息と痛みの管理をセットで。

立ち上がり・歩行・荷重

  • 立ち上がり:深く腰掛け、足は肩幅、体幹を前へ。10回×2〜3セットを1日おきに。肘掛けは最小限にして下肢の参加を促します。
  • 歩行:1〜2時間おきに家の中5分。踏み出しが重い日は、床にテープで目印を置きリズムを作ります。屋外は短距離から。
  • 荷重・バランス:流し台や手すりにつかまり、左右片脚立ち10〜20秒×各3回。難しければつま先上げ・かかと上げ各20回から。

休息と痛みコントロール

  • 休息の固定化:午前・午後に10〜20分の中休みを必ず挟みます。横になれない時は座位で背当て+足台を。
  • 痛み対応:温めで軽減するタイプは入浴後に練習を配置。痛みが出たら回数を半分、可動域を小さく。翌日に残る痛みは負荷過多のサインです。
  • 水分・栄養:運動前後に一口の補水、間食でたんぱく源(ヨーグルト・チーズ・大豆)を補うと回復が安定します。

介護用品の活用

手すりや歩行器を活用することで安全にリハビリを行うことができます。

据え置き型手すり

商品名 主な特長 サイズ 1割負担時のレンタル価格
ルーツ ロングタイプ トップグリップは力が入りやすい楕円状 幅81×高さ70~80cm(3段階) 296円/月
歩行サポート手すり スムーディ 屋内用 細かく高さ調整可能で組み合わせ豊富な手すり 幅81×高さ70~85cm(2.5cmピッチ7段階) 390円/月

歩行器

商品名 主な特長 サイズ 1割負担時のレンタル価格
セーフティーアームウォーカー Mタイプ スイングキャスターで小回りのきく室内専用歩行器 幅62×長さ54×高さ73.5~83.5cm 252円/月
テイコブリトルホーム 後輪タイヤはフローリングで滑りにくくタイヤ痕もつかない素材 幅47×長さ58×高さ64~91cm(10段階) 366円/月
レッツゴー ブレーキレバーを押し下げるとパーキングブレーキがかかる 幅54×長さ60×高さ84~91.5cm(4段階) 306円/月

まとめ

在宅リハは測れる目標+中止基準で安全に進め、立ち上がり・歩行・荷重を暮らしの中に散らすのが近道です。状況に応じて介護用品を使い分け、週ごとの小さな見直しを重ねれば、移動範囲と自信は確実に広がるでしょう。無理のない仕組みで、今日から一歩を積み上げていきましょう。


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