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健康型有料老人ホームとは?介護施設との違いやサービス内容を解説

健康型有料老人ホームとは?介護施設との違いやサービス内容を解説のイメージ


介護の必要がない自立した高齢者であっても、1人暮らしに不安を抱いている人はたくさんいます。そのような、元気にレクリエーションや趣味と娯楽を楽しみたい高齢者のために健康型有料老人ホームという施設があります。同世代の方々と共同生活をすることで1人暮らしの不安を緩和することができるでしょう。
日本では、まだ数が少ない施設ですが、健康型有料老人ホームの特徴などを解説していきます。

健康型有料老人ホームとは?

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健康型有料老人ホームは、介護の必要がない高齢者が、アクティブな生活を送ることができる施設です。1人暮らしに不安を感じ始めていた人が、他の入居者と楽しいシニアライフを過ごせることができます。

健康型有料老人ホームのメリットとデメリットを紹介します。

メリット

  • 1人暮らしの不安を解消できる。
  • 食事や掃除などの生活支援サービスがあり、思う存分趣味を謳歌できる。

デメリット

  • 介護が必要になると、退去させられる場合がある。
  • 入居一時金や月額利用料が高額。

プールやカラオケなどのレクリエーションが充実している一方で、介護が必要となったら退去の可能性があり、全国的に数が少ないことなどの問題もあります。

入居費用

入居費用は「初期費用」と「月額利用料金」の2つに分けられている施設がほとんどです。

初期費用(入居一時金)は、施設により異なりますが、「0円〜数千万円」とかかります。

入居一時金には償却期間が定められているケースが多く、一定期間内に退去等した場合は、契約に基づき、入居一時金の一部が返還されます。

月額利用料金は、管理費、食費、その他生活にかかる費用が該当し、「12万円程度〜数十万円」かかります。

入居条件

施設により様々な規定がなされていますが、入居条件は以下の通りです。

  • おおむね60歳以上
  • 介護を必要としない健康で自立した人
  • 認知症を発症していない
  • 感染症に罹患していない
  • 費用を支払いできる収入・資産がある人

ほかにも、身元保証人がいるかなどチェックされる施設もあります。

健康型有料老人ホームは、介護設備や介護スタッフを常駐させていないため、重度の介護状態になった場合は退去や転居を求められます。とはいえ、施設ごとに提携している医療機関はあるので、日常的なケアは受けることができます。

人員体制

ほとんどの施設では、日中はコンシェルジュ(介護・福祉・医療の有資格者)が365日施設内に常駐しているので、入居者への安全、安心を確保する体制を整えています。

また、常駐が難しい場合であっても、1日当たり最低1回は有資格者が訪問し、入居者の状況を把握する施設がほとんどです。

緊急時センサーを設置することで、職員が常駐しない日であっても安否確認、緊急時対応を実施する体制も確保されています。

施設の特徴に合わせて、栄養士の資格を持っている職員が常駐しており、食事に力を入れている施設もあります。

設備

施設には居住スペースと共同スペースとに分かれています。

居住エリアには、トイレ・浴室・キッチンがあり、共同スペースには食堂やリビングなどの共同生活室があり、なかには理容室や医務室、キッチンや売店なども設備されています。

入居者同士で食事作りを楽しんだり、囲碁将棋や麻雀を楽しめる憩いのスペースになっています。

高額な施設では、プールや温泉、フィットネス用具、図書館などがあり、共同生活室には施設の特色に合わせた設備がなされています。

健康型有料老人ホームのサービス内容

健康型有料老人ホームのサービス内容のイメージ

健康型有料老人ホームのサービス内容は主に以下の通りです。

  • 食事
  • 生活支援サービス
  • レクリエーションやイベント

身の回りの家事を任せて、入居者は趣味や娯楽に時間を費やすことができます。

食事

食事は入居者が作ることも可能ですが、生活支援サービスを利用して用意してもらうこともできます。

朝食は自分達で用意し、昼食と夕食のみしか依頼できないところもあるので入居する際はチェックする必要があります。

また、介護食のようにソフト食やきざみ食など食事形態の変更に対応していない施設が多いです。

イベント食なんてものもあり、正月、お花見、クリスマス、年越しには普段と趣向が異なる食事がでる施設もあります。

生活支援サービス

健康型有料老人ホームの生活支援サービスは、食事や洗濯、清掃や買物代行など身の回りの家事を任せることができます。

常駐している有資格者のスタッフが、安否確認の意味を込めて1日1回は入居者と会い、状況を把握します。その時に生活の相談をしたり、要望を伝えることができます。

もちろん、外部サービスにも依頼ができるので入居者は、趣味や娯楽に時間を費やすことができます。

レクリエーション・イベント

健康で自立した高齢者が暮らしている施設なので、レクリエーションは充実しています。

カラオケ大会や卓球大会、フィットネスや体操、麻雀や囲碁将棋など施設によりたくさんのレクリエーション設備が整っています。さらに、定期的に施設近くにあるバラ園に行ったり、ゴルフ場でプレーを楽しんだりなど外出のイベントを用意しています。

お花見やひな祭り、クリスマスなど季節ごとのイベントなども開催されています。

新しい仲間とアクティブな老後を過ごしたい人には理想的な施設です。

介護・医療サービスはない

下肢筋力低下を防止するためにリハビリを行うなど、介護的な支援サービスはありません。

くわえて、食事に関しても例えば糖尿病食のような治療食などなく、常食で提供されます。

医療に関しても、訪問看護のように看護士などが定期的にバイタルを測り、経過観察をすることはありません。緊急時の場合に備えて、医療機関との連携をしている施設がほとんどです。

また、外部のサービスは利用できるので、必要なサービスがあればその都度、利用できます。

入居までの流れ

入居までの流れのイメージ

健康型有料老人ホームへの入居の手続きは、各施設で行います。

入居申込書の提出が第一段階ではありますが、気になる施設があればまずは現地見学ができるかの問い合わせをするのがいいでしょう。事前見学などをふまえて一連の流れは以下の通りです。

  1. 入居申込書の提出
  2. 施設職員との面談
  3. 住民票や健康診断書・所得証明書などの必要書類の提出
  4. 面談や書類などから総合的に判断
  5. 入居の決定

このような流れが一般的な流れになります。

他施設との違い

他施設との違いのイメージ

ほかの施設との違いを説明していきます。

健康型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅 住宅型有料老人ホーム
施設の目的 高齢者がアクティブに暮らすこと 高齢者が安心して生活できること 高齢者に介護に合わせて生活できること
入居基準 自立状態の高齢者。要介護状態は入居不可 自立状態の高齢者と要介護が軽度な人 自立状態の高齢者と要介護度が軽度な人
初期費用 0~数千万円 0~27万円 0~380万円
月額費用 高齢者がアクティブに暮らすこと 高齢者が安心して生活できること 高齢者に介護に合わせて生活できること
施設の目的 12~40万円 11.1~20万円 8.8~19.1万円
提供されるサービス 食事の準備や掃除、買い物代行など 生活相談や安否確認、買い物代行など 掃除などの生活支援とレクリエーション
所轄 厚生労働省 国土交通省と厚生労働省の共同管轄 厚生労働省

健康型有料老人ホームと他の施設との違いは、介護状態が自立であるかないかです。

サービス付き高齢者向け住宅は、入居後に介護が必要な状態になったとしても、そのまま入居が可能ですが、健康型有料老人ホームは退去をお願いされる場合があります。

まとめ

健康型有料老人ホームは、1人暮らしに不安があり、介護状態ではない高齢者が健康でアクティブに生活を送れることを目指した施設です。

施設によっては、若い世代の人たちが一緒になって暮らすことができるところもあります。

介護度が重くなってしまうと、退去をお願いされることがあり、また全国的に数が少ないという問題があります。

同じ入居者の方々とレクリエーションを楽しみながら、老後を楽しみたい人は検討してみて下さい。

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