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介護付き有料老人ホームとは?施設の概要やサービス内容・入居までの流れを解説!

介護付き有料老人ホームとは?施設の概要やサービス内容・入居までの流れを解説!のイメージ


介護付き有料老人ホームは、手厚い介護サービスと生活支援サービスなどが充実した、高齢者向けの民間施設です。

今回は、介護付き有料老人ホームの概要やサービス内容について解説していきます。他施設との違いや入居までの流れも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

介護付き有料老人ホームとは?

介護付き有料老人ホームとは?のイメージ
介護付き有料老人ホームとは、介護保険の「特定施設入居者生活介護」の指定を受けている有料老人ホームのことです。

施設に常駐するスタッフから、介護・医療サービスや生活支援サービスなど、手厚いサービスを受けられます。

介護付き有料老人ホームのメリットは以下のとおりです。

  • 介護や看護体制が整っている
  • 施設の数が多い・待機者が少ないなどの理由から入居しやすい
  • 介護サービスにかかる費用の自己負担額が一定である
  • 設備が充実している

一方で、デメリットは以下のとおりです。

  • 介護サービスを利用しなくても、一定の費用がかかってしまう
  • 入居時の費用が高い

充実したスタッフ・設備などがある一方で、介護サービスの利用の有無にかかわらず一定の費用が発生します。

介護を必要とする方にとっては、ニーズに合致している施設と言えるでしょう。

入居費用

介護付き有料老人ホームの入居費用には「初期費用(入居一時金)」と「月額費用」があります。

施設の方針や設備、人員体制などによって、以下のように費用が大きく異なります。

  • 初期費用:0~数千万円
  • 月額費用:平均22.7万円ほど

月額費用の相場は、10万円未満~30万円程度です。

なお月額費用の内訳には、介護サービス費・居住費・食費・日常生活費・上乗せ介護費(手厚い人員配置による上乗せ費用)などがあります。

入居条件

原則65歳以上の高齢者であることが条件です。

介護付き有料老人ホームは以下の3種類に分けられ、それぞれで入居条件が異なります。
種類ごとの入居条件は以下のとおりです。

  • 介護専用型:要介護1以上の方が対象で、重度の要介護状態でも対応可
  • 混合型:自立している方から要介護状態の方まで対応可
  • 自立型:自立している方のみが対象で、充実した設備を利用可

上記3種類の入居条件をまとめると、65歳以上で自立から重度の要介護状態の方まで、入居対象者は幅広いことがわかります。

さらに認知症の方も受け入れており、幅広いニーズに対応できるようになっています。

人員体制

介護付き有料老人ホームの人員体制は、特定施設入居者生活介護サービスを提供するために定められた人員基準を満たす必要があります。人員体制は以下のとおりです。

  • 管理者:1(兼務可)
  • 生活相談員:入居者100に対して1
  • 看護・介護職員:要支援者の場合は入居者10に対して1、要介護者の場合は入居者3に対して1
  • 夜間帯の職員:1以上
  • 機能訓練指導員:1以上(兼務可)
  • 計画作成担当者:介護支援専門員1以上(兼務可)、入居者100に対して1を標準

介護付きという名のとおり、介護サービスのニーズにこたえられる配置を実現していることがわかります。

設備

介護付き有料老人ホームには、以下のような設備があります。

  • 居室:原則は個室で、夫婦での入居に対応できる2人部屋もある
  • 一時介護室:介護するのに適した広さになっている
  • 浴室:身体の不自由さに配慮された浴室や浴槽が整備されている
  • トイレ:居室のある階に必ず設置され、個室にも整備されている
  • 食堂・機能訓練室:それぞれの機能を十分に発揮できる広さになっている
  • 施設全体:入居者が車椅子で円滑に移動できる広さと構造になっている

その他、施設によってトレーニング機器やプールといったジムのような設備をもっているところもあります。

月額費用が高い施設ほど、設備が充実している傾向です。

介護付き有料老人ホームのサービス内容

介護付き有料老人ホームのサービス内容についてのイメージ

介護付き有料老人ホームでは、以下のサービスを提供しています。

  • 介護・医療サービス
  • 生活支援サービス
  • リハビリ
  • レクリエーション
  • 看取りサービス
  • 認知症ケア

これらのうち、いくつかを抜粋して紹介します。それぞれ見ていきましょう。

介護・医療サービス

介護サービスでは、介護・看護スタッフによる食事・排泄・入浴といった身の回りのサポートを受けられます。

医療サービスでは看護師から健康管理をしてもらえます。内容は以下のとおりです。

  • 体温・血圧・脈拍などのバイタルサインの確認
  • 薬の管理
  • けがの処置
  • 褥瘡などの皮膚トラブルへの対処
  • 緊急時の対応

介護・医療サービスは入居者の健康を維持するうえで重要なサービスであり、これらを24時間体制で受けられます。

生活支援サービス

生活支援サービスの内容は、以下のとおりです。

  • 来客の受付対応
  • 宅配物の取り次ぎ
  • 医療機関への受診サポート
  • 掃除・洗濯などの日常生活のサポート
  • 買い物・各種手続きの代行
  • 見守りサービス
  • 食事サービス

入居者の身体に直接触れて行う介護・医療サービスとは異なり、生活に必要な諸活動のサポートという位置づけです。

施設によってはサービス内容の質が非常に高く、たとえば食事サービスであれば、専属のシェフが料理を担当してくれる場合もあります。

リハビリ

心身機能や日常生活動作能力などの維持・向上を目的としたリハビリも、サービス内容に含まれます。

先述したように、介護付き有料老人ホームには機能訓練指導員の配置が義務付けられています。機能訓練指導員とは、以下の資格の者です。

  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 看護師・准看護師
  • 柔道整復師
  • はり師・きゅう師
  • あん摩マッサージ指圧師

施設によってどの職種を配置するかは異なります。

リハビリのサービスを重点的に利用したいのであれば、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といった、リハビリ専門職が多く配置されている施設を選ぶとよいでしょう。

レクリエーション

介護付き有料老人ホームでは、入居者が日常生活を楽しみ、いきいきと過ごせるための各種レクリエーションやイベントを用意しています。

施設の人員体制や設備などにより差はあるものの、以下のようなサービス提供が可能です。

  • 季節の行事
  • 誕生会
  • 花見や散歩
  • カラオケ
  • 囲碁・将棋
  • 絵画・書道
  • 買い物
  • 小旅行

これらは、単に楽しい活動を提供することだけを目的としているのではありません。

日常とは異なる活動を提供し、刺激のある体験をすることで、認知機能の維持にも働きかける目的があります。

住宅型有料老人ホームとの違い

住宅型有料老人ホームとの違いのイメージ

有料老人ホームには、介護付き以外に住宅型有料老人ホームもあります。それぞれの違いについては、以下の表を参考にしてください。

介護付き 住宅型
入居対象者 原則65歳以上
要介護1以上の方
(自立、要支援1~2の方も対象となる場合あり)
60歳もしくは65歳以上
自立~要介護
入居一時金や月額費用 高い 介護付きと比較すると安い
サービスの利用方法 要支援1、2
要介護1〜5
※医師の指示書が必要
要介護1〜5の方
スタッフ構成 医師
看護職員
リハビリ専門職が中心
介護職員
看護職員
生活相談員が中心
サービス内容 特定施設入居者生活介護のサービスを提供 外部の介護サービス事業所を必要な分だけ利用する

介護付き有料老人ホームでは、特定施設入居者生活介護による介護サービスと、生活支援サービスなどの手厚いサービスが充実しています。

一方で住宅型では、介護サービスを受けたい場合、外部の在宅サービス事業者と契約する必要があります。

費用を比較すると、手厚いサービスが提供される介護付きの方が高額になる傾向です。住宅型では、介護サービスにかかる費用は、利用した外部サービスの分だけとなります。

しかし、いずれも民間の事業者が運営する施設であるため、利用料の減免などは受けられず費用は高額になる傾向です。

入居までの流れ

介護付き有料老人ホームに入居するまでの流れは、以下のとおりです。

  1. 気になる施設のパンフレットを取り寄せる
  2. パンフレットを見ておおまかなイメージをつかむ
  3. 実際に見学する
  4. 候補の施設に申し込む
  5. 必要書類を用意し、施設と面談する
  6. 審査に通過後、入居となる

候補先の施設は、実際に見学させてもらうことが大切です。パンフレットを見て、ある程度イメージが湧いても、実際に働くスタッフの対応や入居者の様子は直接見ないとわからないからです。

ご自身にあった介護付き有料老人ホームを見つけるためにも、施設選びは慎重に行いましょう。

まとめ

介護付き有料老人ホームでは、特定施設入居者生活介護サービスによって、手厚い介護を定額で受けられるメリットがあります。

ただし、その他の月額料金は施設によって費用が異なります。

ご自身の予算や受けたいサービスなどから、もっともニーズにあった施設を総合的に判断しましょう。

施設選びの際は、実際に見学して雰囲気を味わっておくことも大切です。

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