【事例No.038】
寝たきりによる廃用症候群の諸症状を改善したい。
- 疾病: 廃用症候群
- 課題: 座位保持
本人の情報
- 性別:女
- 年齢:91
- 介護度:要介護4
家族の状況および居住環境
- 住居:一戸建て
- 家族構成:家族同居
- 主介助者:長男
- 介護量:全介助
解決策
お身体の状態に適合させた車いすの導入により、離床時間を確保する。
寝たきり生活による廃用症候群の症状として、右膝伸展拘縮があったため、
①離床時間の確保 ②離床時の安楽性 ③拘縮の改善 を目的としてエレベ―ティング機能付のティルト・リクライニング車いすを選定しました。
「ティルト・リクライニング機能」で座位を安定させた上で、フット・レッグサポートの「エレベ―ティング機能」と「長さ(下腿長)」とを、利用者の膝がやや曲がるように設定しました。
脚部の調整により、伸展拘縮がある右膝に対して常時、屈曲方向に無理のないストレッチをかけることができ、「導入後数日で伸展拘縮が改善されてきた」と、担当の作業療法士から評価を頂きました。
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導入福祉用具1
- 品目
- 車いす(付属品含む)
- メーカー名
- 松永製作所
- 機種名
- マイチルト・コンパクト-3D
- 商品詳細
- 選定理由
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ご利用者様のお身体に適合したサイズのティルト&リクライニング車いす。
フットサポートの長さ・角度を自在に調整できるエレベーティング機能を利用し、膝伸展拘縮に配慮した設定を行いました。