【事例No.035】
退院後も自宅にて転倒なく安全に過ごしたい
- 疾病: その他、骨粗鬆症
- 課題: 排泄、入浴、起居動作、屋内歩行、転倒
本人の情報
- 性別:男
- 年齢:78
- 介護度:要介護2
家族の状況および居住環境
- 住居:高齢者向け優良賃貸住宅
- 家族構成:家族同居
- 主介助者:妻
- 介護量:一部介助
解決策
起き上がりから自宅内の移動での転倒予防
骨粗鬆症により転倒時の骨折リスクが高い状況でした。
生活全般において、転倒防止を図る必要があったため、住宅改修による局所的な整備ではなく、福祉用具による生活範囲全般での転倒対策を行ないました。
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導入福祉用具1
- 品目
- 歩行器
- メーカー名
- ラックヘルスケア
- 機種名
- ウォーキーS3
- 商品詳細
- 選定理由
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ご本人様の身長が170㎝弱あり、ハンドルの高さご本人様の使いやすい高さに合わせられる商品を選定しました。
入院中には馬蹄型歩行器を利用されていましたが、ADLの回復と在宅復帰に合わせて、一般的な腰高タイプの歩行器へ変更を行ないました。
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導入福祉用具2
- 品目
- 手すり
- メーカー名
- モルテン
- 機種名
- ルーツ サイドタイプ
- 商品詳細
- 選定理由
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ベッドからの起居動作の際に身体を支えれるものがなく、身体負担が大きい状態でした。
そのためベッド脇に手すりを設置することで、起居動作から離床動作の一連の動作支援を図ります。
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導入福祉用具3
- 品目
- 手すり
- メーカー名
- モルテン
- 機種名
- バディーC
- 商品詳細
- 選定理由
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トイレや脱衣所にて身体を支えれる手すりが動線上になく、かつ工事では取り付けが難しい場所に必要だったため、天井突っ張りタイプで、取り付け箇所に自由性のある手すりを選定しました。
脱衣所では椅子を活用して更衣をするため、その椅子やトイレの便座からの立ち座りの際に使用でき、かつ移動時にも身体の支えとして活用。
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導入福祉用具4
- 品目
- 入浴補助用具
- メーカー名
- パナソニック
- 機種名
- シャワーチェア[ユクリア]ミドルSP回転おりたたみN
- 商品詳細
- 選定理由
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浴室内にて洗体するため、座面高を調節できるシャワーチェアを導入しました。
浴槽に入る際には90度身体の向きを変えなければいけないが、腰部圧迫骨折の影響から腰をひねる動作は禁忌動作になるため、座ったままでも安全に向きが変えられる座面が回転する機種を選定しました。