【事例No.032】
大腿骨頸部骨折の方に合わせた住環境整備
- 疾病: 大腿骨頸部骨折
- 課題: 入浴、起居動作、屋内歩行
本人の情報
- 性別:男
- 年齢:84
- 介護度:要支援2
家族の状況および居住環境
- 住居:一戸建て
- 家族構成:家族同居
- 主介助者:妻
- 介護量:自立
解決策
在宅内での転倒を防ぐ。
大腿骨頸部骨折により関節可動域に制限がある状況であり、再度の転倒は要介護度の重度化のリスクが高く、ご家族・ご本人も転倒のリスクを最小限に留めたいとの意向も強くありました。
屋内での生活導線上の段差やトイレ・入浴などの動作支援など、住環境全般において福祉用具や住宅改修による環境整備を行ないました。
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導入福祉用具1
- 品目
- 手すり
- メーカー名
- 矢崎化工
- 機種名
- たちあっぷ540 片手すり
- 商品詳細
- 選定理由
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玄関の上がり框の段差が高く、ご本人の関節稼動域では昇降動作の負担が高い状況でした。
また、土間での転倒は骨折のリスクも高くなるため、上がり框用の手すりを設置し、昇降動作の支援と転倒の予防を図りました。
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導入福祉用具2
- 品目
- 手すり
- メーカー名
- モルテン
- 機種名
- ルーツ サイドタイプ
- 商品詳細
- 選定理由
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ご本人の意向として、ベッドは使用せずに布団での生活を希望されていたため、床からの起居動作支援を目的として置き型手すりを導入しました。疾患の影響から手すりに力を預けて動作を行なうため、安定性に優れたベースが大きいタイプの手すりを選定しました。
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導入福祉用具3
- 品目
- 入浴補助用具
- メーカー名
- パナソニック
- 機種名
- シャワーチェア[ユクリア]ミドルSP回転おりたたみN
- 商品詳細
- 選定理由
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関節稼動域の制限により床からの起立動作が困難なため、シャワーチェアーにより起立動作を支援。
座面が45度刻みで360度回転するため、浴槽へのアプローチ時に、入浴代の代わりとして座位入浴動作にも使用することが出来るシャワーチェアーです。
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導入福祉用具4
- 品目
- 入浴補助用具
- メーカー名
- アロン化成
- 機種名
- 安寿 ステンレス製浴槽台R
- 商品詳細
- 選定理由
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浴槽床面と洗い場に高低差があるため、跨ぎ動作時に負担が高い状況。
浴槽床面と洗い場の落差をゼロにして、安全な跨ぎ動作が行なえるよう、浴槽台の設置により床面レベルをフラットに調整。