【事例No.027】
転倒せずに在宅生活をおくれるようにする
- 疾病: その他
- 課題: 起居動作、外出、転倒、排泄、食事
本人の情報
- 性別:男
- 年齢:71
- 介護度:要介護4
家族の状況および居住環境
- 住居:一戸建て
- 家族構成:独居
- 主介助者:その他
- 介護量:全介助
解決策
室内、屋外の安全な移動手段の確保
ADL状況は低く、基本的にはベッド上生活が主となる状況でした。
ベッド上での食事も想定されたため、姿勢不良による誤嚥リスクを回避するために、嚥下対応機種を導入しました。
移動時は車いすが主となりますが、外出時には玄関の環境から車いすのまま移動することが出来ない環境のため、リフトを使用することで、玄関の障害をクリアーしました。
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導入福祉用具1
- 品目
- 特殊寝台(付属品含む)
- メーカー名
- プラッツ
- 機種名
- ラフィオ ポジショニングベッド 3モーター
- 商品詳細
- 選定理由
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一日ベッド上で過ごすため、背上げをした際に体のずれを軽減できるように足上げ機能の付いた3モーターベッドを選定。
ベッド上での食事は、嚥下を促す頸部角度の調整が難しいため、誤嚥のリスクを伴います。
誤嚥リスク軽減のため、頭部の角度が嚥下が行ないやすい角度に調整できるハイバックサポート機能を活用し、安全な食事環境を整えました。
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導入福祉用具2
- 品目
- 移動用リフト
- メーカー名
- 星光医療器
- 機種名
- アルコー6000型
- 商品詳細
- 選定理由
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玄関の上がり框の段差が大きく、スロープでの段差解消を考えましたが、ドアの設置環境の都合上、スロープ設置が困難な状況でした。
上がり框の段差を解消するため、椅子付の垂直昇降リフトを活用し、車いす⇒リフト⇒下降後に車いすへ移乗という流れで框段差の移動を可能にしました。