【事例No.013】
脳梗塞発症後、初めての在宅復帰
- 疾病: 脳血管障害
- 課題: 屋内歩行、転倒、排泄、起居動作
本人の情報
- 性別:男
- 年齢:66
- 介護度:要介護3
家族の状況および居住環境
- 住居:一戸建て
- 家族構成:家族同居
- 主介助者:妻
- 介護量:一部介助
解決策
残存能力をいかし、自分で安全に室内移動ができるように動線の改善を!!
脳梗塞の後遺症による半身麻痺があるため、生活動作全般において支援が必要な状況でした。
ご本人・ご家族の意向として、出来る限り自立した生活を希望されていましたので、残された残存能力を活用し、起居動作から屋内移動、トイレ動作において自立支援を図りました。
ご本人の自尊心を保ち、家族の負担を軽減し、お互いに無理のない生活ができます。
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導入福祉用具1
- 品目
- 特殊寝台(付属品含む)
- メーカー名
- パラマウントベッド
- 機種名
- クオラ 2モーター
- 商品詳細
- 選定理由
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ご本人でも操作が出来るよう、瀬上げ機能、床高調整機能を有したシンプルな2モーターベッドです。
健側からの離床動作が行なえるようにベッドを配置し、起居動作が行ないやすい背角度に調整することで、自力での離床動作が可能となっています。
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導入福祉用具2
- 品目
- 手すり
- メーカー名
- モルテン
- 機種名
- ルーツ ロングタイプ
- 商品詳細
- 選定理由
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ベッドからトイレまでの導線上に設置をする、置き型の手すりを選定しました。
置くだけで自重で安定する手すりであるため、設置場所への制限が少なく、生活導線上の必要な箇所で歩行支援を行なえる手すりになっています。
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導入福祉用具3
- 品目
- 手すり
- メーカー名
- ウェルファン
- 機種名
- 洋式トイレ手すりといれって 肘掛け跳ね上げ式
- 商品詳細
- 選定理由
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洋式便器での立ち座り動作を支援する、固定型の肘掛タイプの手すりを選定しました。
両側に手すりにより前腕での支持が行いやすいため、前傾姿勢による起立動作が楽に行なえます。
また、前傾姿勢の維持により腹圧を掛けることが出来るため、排泄支援にも効果が期待されます。
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導入福祉用具4
- 品目
- 手すり
- メーカー名
- モルテン
- 機種名
- バディーC (丸型ストッパー)
- 商品詳細
- 選定理由
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トイレ内での下肢着衣の更衣動作の安全を目的として、天井突っ張り型手すりを選定。
下肢着衣の更衣動作は、バランスを崩しての転倒リスクが高いため、突っ張り型手すりを設置することで身体を手すりに預けることができ、安全な更衣動作を行なうことができます。